“特別なEクラス”として開発されたオールテレインに試乗
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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1990年代後半以降、海外メーカーでは「ボルボ XC70」や「アウディA6オールロードクワトロ」、日本メーカーからは「スバル レガシィ アウトバック」や「日産 ステージアAR-X FOUR」といったモデルが登場し、“ステーションワゴンをベースにしたSUV風クロスオーバー”というジャンルは、他とはひと味違う通好みのワゴンとして安定した人気がある。近年はVWも「パサート」と「ゴルフ」に、オフロード・テイストに仕立てた「オールトラック」を用意して人気を博している。
しかし、これらは飽くまでもニッチ・モデルであり、これまでヒットしているのは北米ではアウトバック、欧州ではオールロードくらいだ。
しかし、全てのセグメントで存在感を見せつけたいメルセデス・ベンツは、これまで世界中で人気がうなぎ登りのSUVのラインアップ拡充に注力して、一通り出揃ったところで次の一手を打ってきた。それが2017年3月にヨーロッパで発売予定の「Eクラス オールテレイン」である。今回、昨年11月28~29日にオーストリア・アルプスのホッホグルグルで行われた国際試乗会で、その仕上がり具合を確認することができた。
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